かたしな高原ライブラリー

ミッフィー農園の誕生秘話

2013年3月1日
ミッフィー農園。
ミッフィー農園。

スキー場の麓にあるミッフィー農園。昨年育てた野菜は、とうもろこし、大根、キャベツ、レタス、なす、キュウリ、ズッキーニ、トマト等、合計20種にも上りました。加えてお米作りにも挑戦!米粒がふっくらとしたミッフィー農園米までできました。

かたしなエリアはもともと、農業がとっても盛んです。エリアの特産物は高原野菜。眩しいほどの日の光を浴び、一方で朝晩は冷え込むため、一日の気温の差が激しく、野菜の甘味や旨味を引き立たせます。例えば、トマトは昼と夜の気温差が大きいため果肉の締りがよく、糖度と酸味のバランスが抜群に。この朝晩の冷え込みのおかげでとうもろこしも一層甘くなるのです。

採れたて野菜を使った朝食
かたしな名産スイートトマト
ミッフィー農園内の田んぼ。
ミッフィー農園内の田んぼ。

耕す前のミッフィー農園。
耕す前のミッフィー農園。

しかしながら、近年は人手不足で、手入れができていない”元”畑が増えてきていました。全国で課題になっている休耕地問題は、ここかたしなエリアも同じなのです。スタッフは、数年前から「農業」というキーワードを意識しつつ、土地・用具や機材・ノウハウといった環境整備はもちろん、自社で行える農業の体制を模索してきました。

そんな中、2012年の春、地元の方がスキー場にとても近い土地を善意で貸してくださったことで、プロジェクトが大きく前進しました。そしてそこからは、農業と密接な片品村で育った、かたしな高原のスタッフ達の奮闘が始まります。

耕されたミッフィー農園。
耕されたミッフィー農園。
荒地をみるみるうちに立派な農園にしたスタッフ。
荒地をみるみるうちに立派な農園にしたスタッフ。

野菜の種類と連作の可否を考慮してのゾーニング、種まきから間引き、支柱立て、そして肥料のタイミングや害虫対策、初年度でこれだけ本格的な農園になりました。もちろん、花を植え、真ん中にはお客様用の大きなサンシェードとテーブル&椅子も忘れません。道路側に背丈の大きなとうもろこしを植えたのも、子供の目線で非日常を満喫してほしかったから。とうもろこしは嬉しいほどに育ち、大人の背丈を追い越すほどになりました!

昨春始動したミッフィー農園プロジェクト。昨季のグリーンシーズンではたくさんのお客様に畑で収穫体験をしていただき、そのままカレー作りや夜の高原BBQにて採れたて野菜をお楽しみいただきました。今年は新たにニンジンやブルーベリーを植え、昨年試験的に植えたお米も本格展開予定です。グリーンシーズンはミッフィー農園に是非遊びに来て下さい。

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