とったり、作ったり、食べたり
スキー場の麓にあるミッフィー農園。毎年、とうもろこし、大根、キャベツ、レタス、なす、キュウリ、ズッキーニ、トマト、ピーマン、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、じゃがいも、白菜、ほうれんそう等、合計30種以上育てています。
かたしなエリアはもともと、農業がとっても盛んです。エリアの特産物は高原野菜。眩しいほどの日の光を浴び、一方で朝晩は冷え込むため、一日の気温の差が激しく、野菜の甘味や旨味を引き立たせます。例えば、トマトは昼と夜の気温差が大きいため果肉の締りがよく、糖度と酸味のバランスが抜群に。この朝晩の冷え込みのおかげでとうもろこしも一層甘くなるのです。
ミッフィー農園
かたしな名産スイートトマト
ミッフィー農園の収穫風景
耕す前のミッフィー農園
しかしながら、近年は人手不足で、手入れができていない”元”畑が増えてきていました。全国で課題になっている休耕地問題は、ここかたしなエリアも同じなのです。スタッフは、数年前から「農業」というキーワードを意識しつつ、土地・用具や機材・ノウハウといった環境整備はもちろん、自社で行える農業の体制を模索してきました。
そんな中、2012年の春、地元の方がスキー場にとても近い土地を善意で貸してくださったことで、プロジェクトが大きく前進しました。そしてそこからは、農業と密接な片品村で育った、かたしな高原のスタッフ達の奮闘が始まります。
野菜の種類と連作の可否を考慮してのゾーニング、種まきから間引き、支柱立て、そして肥料のタイミングや害虫対策、初年度でこれだけ本格的な農園になりました。もちろん、花を植え、真ん中にはお客様用の大きなサンシェードとテーブル&椅子も忘れません。道路側に背丈の大きなとうもろこしを植えたのも、子供の目線で非日常を満喫してほしかったから。とうもろこしは嬉しいほどに育ち、大人の背丈を追い越すほどになりました!
そのようにして始動したミッフィー農園プロジェクトは2024年シーズンで13年目を迎えます。ミッフィー農園を活用したアクティビティプラグラムも充実し、農園の野菜を使ったピザ作り、パエリア作り、スムージー作り、スイーツ作りなどのキッチンプログラムの他に、BBQ用の野菜をお客様ご自身で採っていただく無料の「自採りBBQ体験」など、かたしな高原になくてはならない存在に成長しました。グリーンシーズンはミッフィー農園に是非遊びに来て下さい。