ちょっと小噺

サポートしている尾瀬での新しい取り組み

2025年5月21日

かたしな高原がある片品村は尾瀬国立公園の玄関口でもあり、環境省の統計によると年間約15万人超の方々が尾瀬を訪れています。

片品村から尾瀬への入山口は全部で3つあり、その中で最も歴史が古く、最も標高が高い入山口である富士見峠(1,883m)は、そこから徒歩20分の距離にある「天上の楽園」アヤメ平とともに、長い間多くのハイカーを魅了し続けてきました。昭和30年代にはあまりにも多くの人が押し寄せたため、湿原は荒れ、自然保護のきっかけにもなった原点の場所でもあります。その後、昭和47年に全国で初めて「ゴミ持ち帰り運動」が提唱され、それ以降、尾瀬国立公園は非常に早い段階からサステイナブルな立ち位置をとっていくことになります。

しかし、かつては活気に溢れた富士見峠でしたが、他の入山口が整備されたこともあり、近年では残念ながらほとんど利用されていない状況の中、多くの関係者がこの埋もれてしまった宝をもう一度地元に還元できるように、少しだけお膳立てすることで多くの人にこの素晴らしさを感じてもらえるように長い間努力してきました。

その一環として地元の有志によって一般社団法人尾瀬アウトドアスポーツ振興会が2021年に設立され、ハイカーに安全な環境を提供することを目的として旧冨士見小屋の撤去並びに土地の原状回復を行い、もう一方で雪上車を使ったCATツアーや、ebikeを使った“Ride n’ Hike” ツアーを開催し、尾瀬の素晴らしさを様々な手段を用いてより多くの方に伝えながら、ツアーで生まれた利益は全て富士見峠の整備、及び尾瀬全体の活性に充てています。

かたしな高原はこの一般社団法人尾瀬アウトドアスポーツ振興会の活動に賛同し、予約業務のサポートや、ツアーランチを提供する等して応援しています。

一般社団法人尾瀬アウトドアスポーツ振興会の詳細は下記ページをご覧ください。
https://ozeoutdoorsports.com/