今回、一般社団法人Protect Our Winters Japanさんと一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパンが呼びかけ人となり、アスリート・個人318人と、110の企業・団体・自治体が賛同している産業革命以前比1.5度目標への共同提言にかたしな高原も賛同いたします。
雪不足は、9年前の2015-16シーズン以降から常態化しています。当スキー場の全面滑走可能日数のデータを見ても顕著にあらわれています。
もちろん各スキー場は存続のために、春夏秋のいわゆるグリーンシーズンに力を入れたり、標高の高い雪が残るエリアに新たな魅力を作ったり、様々な努力をしています。そもそも、環境の変化に適応していくことは、スキー場に限らず、どの業界、どんな会社でも当たり前のことだと承知しています。
ではなぜ今回声をあげさせてもらうのかというと、気温上昇による変化のスピードが加速度的になっていることを現場にいて体感しているからです。これは通常の変化ではありません。当社は創業してから半世紀以上スキー場運営を続けてきましたが、積雪の少なさや雪解けの早さはもちろん、恐怖を感じるほどの豪雨や、植生リズムの変化など、創業してから一度も経験したことがない現象を特にこの9年間で何度も目の当たりにしています。
近い将来、この加速度的な変化についていけず、たとえ一生懸命頑張っていても、振り落とされてしまう地方企業や、しいてはコミュニティや社会が出てくるのではないかという危機感があります。またそのことは必ず「地方創生」の基盤を揺るがすことになるだろうと考えています。
この1.5度目標への提言は、この加速度を和らげる処方箋だと思い賛同しました。皆様にも是非ご理解いただきたいと思っています。
詳細は下記ページをご覧ください。
POW「voice-action2024/」特設サイト
https://protectourwinters.jp/voice-action2024/
メディア掲載
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6704b811e4b0fc4d80f53049