ちょっと小噺

ミッフィー農園誕生秘話

2025年8月2日

スキー場の麓にあるミッフィー農園。サッカーグラウンドほどの大きさに、毎年、とうもろこし、大根、キャベツ、レタス、なす、キュウリ、ズッキーニ、トマト、ピーマン、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、じゃがいも、白菜、ほうれんそう等、合計30種以上育てています。

かたしなエリアはもともと農業がとっても盛んです。また、夏でも朝晩は冷え込む高原気候のため、一日の寒暖差が大きく、野菜の甘味や旨味を引き立たせます。トマトはこの気温差で果肉の締りがよく、糖度と酸味のバランスが抜群に。この朝晩の冷え込みのおかげでとうもろこしも一層甘くなるのです。

しかしながら、近年は人手不足で、手入れができていない”元”畑が増えてきていました。全国で課題になっている休耕地問題は、ここかたしなエリアも同じです。

そんな中、2012年の春、地元の方がスキー場にとても近い土地を善意で貸してくださったことで、かたしな高原の農園プロジェクトが大きく前進しました。そしてそこからは、村内で幼少期から農業に関わってきたかたしな高原のスタッフ達の奮闘が始まります。野菜の種類と連作の可否を考慮してのゾーニング、種まきから間引き、支柱立て、そして肥料のタイミングや害虫対策など、驚くことに初年度から綺麗で本格的な農園になり、グリーンシーズンの魅力第一号となりました。

そのようにして始動したミッフィー農園プロジェクトは2025年シーズンで14年目を迎えます。ミッフィー農園を活用したアクティビティプラグラムも充実し、農園の野菜を使ったピザ作りやカレー作りの他に、BBQ用の野菜をお客様ご自身で採っていただく無料の「自採りBBQ体験」など、かたしな高原になくてはならない存在に成長しました。グリーンシーズンはミッフィー農園に是非遊びに来て下さい。